AI活用は「あなたが何をしたいか」の解像度がめちゃ重要である話
AIをフル活用するためのマインドセット
どうも、Fujinです。
5月もそろそろ終わりですね。今月はCodexアプリの教科書のローンチもあって、本当にあっという間に過ぎていきました。週末はリツトさんと金沢をまわって、いろんな方ともお会いできて、エネルギーをもらった一週間だったなと振り返っています。
来月もちょっと忙しくて、大阪→名古屋→東京とあちこち動く予定です。前半が終わるタイミングなので、半年の振り返りもどこかでやりたいなと思っています。
そんな中で今日は、僕が最近ずっと考えているこれからのAI活用について書いていきます。
これからのAI活用は「あなたが何をしたいか」で決まる
最初に大きな話をすると、これからのAI活用はツールを知っているかどうかではなく、そのツールであなたが何をするかで勝負が決まります。
便利なツールはもう常に揃っている状態です。動画生成も画像生成もコード生成も、選択肢がありすぎるくらい出てきています。その中で、自分が何を作りたいのか、何を変えたいのか、ここを言語化できる人だけが置いていかれずに進めるフェーズに入ってきています。
AntigravityやCodexを触っているだけで、もう世界基準
僕のポッドキャストやプレミアムリスナー向けの配信では、わりとレベルの高い話をしています。マーケティングの最新トレンドだったり、AIエージェントの設計だったり。
ただ、ぶっちゃけそこまで難しい話に追いついていなくても全然大丈夫です。
すでにAntigravityやCodexを触っているだけで、世界的に見るとかなりレベルが高い側にいます。試しに街を歩いている人に「Codex使ってますか?」「Antigravity触ったことありますか?」と聞いてみてください。9割の人は「なんですかそれ」みたいな反応だと思います。
日本のAI活用率もどんどん伸びてはいますが、世界の平均と比べるとまだ低いし、ツール単位の認知になるとさらに細くなります。だから、今このタイミングで触っている人はもう十分先を走っています。
日本のクリエイティブ × AIが強い理由
日本独自の文化として、クリエイティブ系がめちゃくちゃ強いというのがあります。アニメ、ゲーム、漫画、映像。このあたりの土壌が世界的に見ても分厚いんですよね。
そこにAIが乗っかってきている流れは、本当に面白いタイミングだなと思っています。
たまたま今日流れてきたんですけど、Arc’teryxのブランド映像をAIで生成している作品があって、見たらクオリティが本当に高かったです。クリングというモデルを使ったらしいんですが、ぱっと見て「これAI製です」と言われないとわからないレベルでした。
このレベルのものがすでに個人の手から出てくる時代なんです。使う人次第で、AIは本当に大きな価値を返してくれます。
既存スキルをAIでブーストするのが一番強い
じゃあ、どうやってAIの潜在能力を100%引き出すのか。
ここで僕がおすすめしたいのは、今まで自分がやってきたスキルセットを活かして、AIでブーストさせるという使い方です。
もちろん、今までできなかったことを新しくチャレンジするためのツールとしても使えます。それも全然アリです。ただ、最短で成果に繋げたいなら、自分のホームグラウンドにAIを持ち込むほうが圧倒的に早いです。
今までBlenderで何時間もかけて作っていた3D CGが、AIで一発で出せるようになる。映像をテロップ込みで仕上げていたのが、AIに任せられるようになる。元のスキルがある人ほど、AIの仕上がりを見て「ここをもうちょっとこうすれば刺さるな」と判断できるんですよね。
動画生成AIは「動画編集モデル」に進化した
今年一番大きな変化が来そうなのが動画生成AIです。
中でも僕がすごいと思っているのがGemini Omniで、動画生成AIから一歩踏み込んで、動画編集モデルにまで来てしまったというところです。
今までAfter Effectsを立ち上げて手作業でつけていたテロップが、AIで一発でついてきます。解説系の動画でよくある図解とか、Remotionで頑張って組み立てていたようなアニメーションも、AIから直接出てくるようになってきました。
クリップの長さがまだ短いとか、たまにクセが出るとか、課題はもちろんあります。それでも、僕が実際に触ってみた感触で言うと、これは本当にリブランディングされたような印象でした。Geminiが動画編集ツールに変身したみたいな感覚です。
これからGoogleの夏秋の発表が続いていくのを考えると、もっと加速していくのは間違いないなと思っています。
金沢のオフ会で衝撃を受けた話
実は先週末、金沢のオフ会で動画生成AIだけで映像作品を作っている方に会いました。
3時間で作ったという映像を見せてもらったんですが、これがもう衝撃で。「え、こんなクオリティで3時間?」というレベルでした。
僕は普段、テキスト系のAIを中心に触っていて、動画生成AIはどちらかというと後ろから追いかけている側です。だからこそ、現場でゴリゴリやっている人の話を聞くと、ベクトルが全然違っていて学びが多いんですよね。
動画生成AIはコストが高い、だからこそ使い分け
ひとつ正直に言うと、動画生成AIはコストが高いです。
SeedanceやSeedreamのようなモデル、僕は画像のSeedreamのほうはわりと使ってきましたが、動画側はやっぱり生成コストが重い。Klingもそうですし、まじめに回し続けるとサブスクと従量課金が重なってきます。
だからこそ、自分のユースケースに合わせてツールを使い分ける判断がこれからは大事になります。全部のモデルに触る必要はなくて、自分が出したい絵に強いモデルを1〜2個まず深掘りする。これだけでだいぶ差がつきます。
結局、自分のユースケースは試行錯誤でしか見つからない
ここまで話してきましたが、結局のところ自分にとってのベストな使い方は、自分で触って見つけるしかないんですよね。
「先に答えを教えてほしい」という気持ち、めちゃくちゃわかります。僕もそうでした。
ただ、AIは人によって正解がまったく違うツールなんです。同じCodexでも、エンジニアの使い方と発信者の使い方では全然違うし、同じGeminiでも、教師が授業で使う場合と動画クリエイターが使う場合では全然違います。
だから、まずは触る。触って「あれ、これってもしかしてこういう使い方できる?」というアイデアを少しずつ拾っていく。この積み重ねでしか、自分のユースケースは見えてきません。
他人のユースケースを見るのが最短ルート
ここで「クリエイティブな発想ができない」と感じている方も、安心してください。
僕がおすすめしたいのは、他人のユースケースを観察することです。
自分とは全然違う業種の人がAIをどう使っているか。SNSで流れてくる事例、コミュニティ内のシェア、ポッドキャストでの体験談。こういう情報に触れていると、「あ、この使い方ができるなら、自分の仕事だったらこうじゃない?」という発想が勝手に湧いてきます。
クリエイティブ性がない人でも全然問題ないんです。情報の入り口を増やすだけで、応用は自然と出てきます。
オフラインで「使い方」を吸収するのもアリ
もうひとつ、最近僕が大事だなと感じているのがオフラインの場です。
一人で作業していると、どうしても自分の枠の中だけでAIを使うことになりがちです。コミュニティに入ったり、リアルイベントに顔を出すと、画面の向こうでは見えない使い方が一気に流れ込んできます。
リツトさんのAntigravity作業会みたいなオフラインの集まりに行ってみるのも、いまの時期はかなりおすすめです。金沢で僕が衝撃を受けたみたいな出会いが、ちょっと一歩外に出るだけで普通に起こります。
結局あなたはAIで何をしたいの?
ここまで散らかった話を一個にまとめると、結論はやっぱりこれです。
「あなたはAIを使って何をしたいんですか?」
これが言語化できている人は、もう勝手に強くなります。ツール選びも、勉強の方向性も、課金の優先順位も、ここから逆算するだけで決まっていくからです。
逆に、ここがふわっとしている状態で「とりあえずトレンドを追う」をやっていると、便利なツールに振り回されて消耗してしまいます。
ツールを追うのも大事です。僕も普段から追いかけまくっています。ただ、本質的には自分は何を作りたい人間なのかを考える時間も、同じくらい大事にしてほしいなと思っています。
まとめ
今日の話をまとめると、こんな感じです。
AntigravityやCodexを触っている時点で、世界基準で見るとかなり先を走っている
Gemini Omniで動画生成AIが動画編集モデルに進化した
既存のスキルセットをAIでブーストする使い方が一番効率がいい
他人のユースケースとオフラインの場が、自分の発想の幅を広げてくれる
最後はやっぱり「あなたはAIで何をしたいのか」に戻る
ツールはどんどん便利になります。だからこそ、自分の使い方を持っている人ほど、これからのAI時代に楽しく動けるはずです。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
また次回の放送でお会いしましょう。じゃあね!








