国産AIがついに世界水準へ。これからのAIモデルの選び方
Sakana Fugu Ultraという国産AIがFable級に?
どうも、Fujinです。
今日は、ここ最近じわじわ盛り上がってきている国産AIについて話していきます。
AIモデルの世界って、正直アメリカと中国が圧倒的に強いんですよね。ChatGPTのOpenAI、ClaudeのAnthropic、GeminiのGoogle。このあたりが最前線を走っていて、日本初のモデルってあまり聞かなかったわけです。そんな中で、国産のLLMがついに出てきました。今日はその話をしていきます。
国産LLMがついに表舞台に出てきた
今回出てきたのが、Sakana AIが開発したFuguというモデルです。さらに、その上位版にあたるFugu Ultraというモデルも同時にリリースされました。
Sakana AIって、実は僕も以前に一度使ったことがあるんですよ。国産LLMとしては、ちょっと前に結構注目されていたタイミングがあって、そのときに触ってみた記憶があります。それがここにきて、本格的なモデルを出してきた。これは普通に面白い動きだなと思っています。
ベンチマークで海外トップモデルに並んできた
で、何がすごいかというと、ベンチマークの数字なんですよ。
このFugu Ultra、性能的にはFableやMythosに比肩するレベルだと言われています。ライブコードベンチみたいな指標だと、Mythosと並ぶか、項目によってはそれより上に出ている。Fable 5よりも上の数字が出ているところもあって、正直「本当に?」と二度見しちゃうレベルなんですよね。
国産のLLMで、ここまでのベンチマークを持ったモデルって、今まで出てきていなかったと思うんです。だからこそ、国産AIの歴史の中でも、かなり重要な一台になりそうだなと感じています。
実際に使った人の話を見ていると、出力のスピードはちょっと遅めだけど、その分しっかり深く考えてくれるタイプのモデルみたいですね。
国を挙げてAIを育てようとしている
背景として面白いのが、日本の政府側も国産AIを盛り上げていきたいという動きを見せていることです。
補助金みたいなものも出ているっぽくて、国としてこの領域を後押ししようとしている空気があるんですよね。フロンティアモデルの開発って、とにかくお金がかかるんですよ。
計算資源を確保するだけで、信じられないくらいのコストが飛んでいく。だからこそ、国の支援が入ってくるのは、国産AIにとって大きな意味があると思います。
料金感はOpusと同じくらい
気になる料金ですが、APIで見ると、入力が5ドル、出力が30ドルくらいの水準でした。
ざっくり言うと、ClaudeのOpusと同じくらいの価格帯ですね。だから、めちゃくちゃ安いというわけではない。性能が海外トップに並んできているとはいえ、コスト面で圧倒的に有利かというと、そこまではないという印象です。
それでも僕がまだ海外モデルを使う理由
正直に言うと、僕みたいに、本当にいいモデルだけを使いたいというシビアな立場からすると、まだClaude、ChatGPT、Geminiを押さえておけば十分かなと思っています。
ここをわざわざ置き換えて使う強い理由は、今の時点ではそこまでない。ただ、日本の企業を応援したいという気持ちも込めて、こういうモデルは継続的にウォッチしておきたいなと思っています。日本語のライティング能力がどれくらい高いのかは、日本企業が作っているからこそ、個人的にすごく気になっているポイントですね。
日本語とデータの観点では、国産である意味がある
性能やコストだけで見ると、まだ海外勢に軍配が上がります。でも、国産AIには別の角度での価値があると思っています。
ひとつは日本語です。海外のモデルも日本語はかなり上手くなっていますが、日本の企業が日本語データを中心に作り込んだモデルが、どこまで自然な文章を出せるのか。ここは普通に楽しみなんですよ。
ライティングのニュアンスとか、日本特有の文脈の理解とか、こういう細かいところで強みが出てくる可能性はあります。
もうひとつは、AIを海外のサービスだけに依存しなくて済むという点です。フロンティアモデルがすべて海外製になると、料金や利用条件、規制の影響を全部向こうに握られることになる。
今回のFable 5の規制の件を見てもわかるように、政治的な事情でいきなり使えなくなることだってあるわけです。だからこそ、国内に選択肢があること自体に意味がある。国が補助金を出してまで後押しするのも、こういう背景があるからなんですよね。
AIはもう自己改善ループに入っている
ここからは、もう少し大きな業界の話をします。
今、AnthropicのFable 5が、アメリカ政府からの規制みたいなものを受けて、表向きには使えない状態になっています。ただ、Anthropicの社内では普通に使われているらしくて、そこからもう次のモデルが生まれてきているんじゃないか、という話があるんですよ。Fable 5.1になるのか6になるのかはわかりませんが、次の世代がすでに育ってきている。
これって、完全にAIの自己改善ループが始まっているということなんですよね。AIがAI自身の能力を引き上げていく。それが実際にできるようになってきている。だから次に出てくるときには、もうFable 5ですらなくて、5.1になっているかもしれない。そういうスピード感です。
次の主役はGPT 5.6かGemini 3.5 Proか
直近だと、GPT 5.6が今週来週あたりに出てくるんじゃないか、と言われています。そしてGemini 3.5 Proも控えている。
特にGoogleにとって、このGemini 3.5 Proはかなり重要だと思います。今の段階だと、Googleは少し出遅れているんですよね。ただGoogleって、これまでも力を貯めて一気に爆発させるという動きをしてきた会社です。だから次の3.5 Proが大きな革命を起こすのかどうか、ここは注目しています。
もしGemini 3.5 ProがFableレベルの性能を、より安いコストで使えるとしたら、一気にGeminiの時代が来てしまうかもしれない。そこまで到達するかは微妙なところですが、可能性としては面白いですよね。
Fable 5が変えた「期待値」というハードル
Fable 5が出てきたことで、AI業界全体の期待値がぐっと上がりました。これが地味に効いているんですよ。
Fable 5のすごかったところは、シンキングのスピードが極端に遅くないことなんです。もちろん考える時間はかかるんですが、30分も延々と考え込むようなことはなくて、パッと出てくるものはパッと出てくる。この日常使いのしやすさが、本当に良かったんですよね。
深く考えるモデルは、それはそれで価値があります。でも日常的に使えるかというと、出力スピードってめちゃくちゃ大事なんですよ。ここにラグがあると、ユーザー体験として一歩劣ってしまう。
だからこそ、次に出てくるモデルは、Fable 5を超えられるかが比較基準になる。GPT 5.6はおそらくもう完成しているはずですが、この上がった期待値があるからこそ、OpenAIも最後のチューニングを慎重にやっているんじゃないかなと思います。
中国のオープンモデルにも注目が集まっている
もう一つの流れが、中国発のオープンウェイトモデルです。
今あらためて注目されているのが、GLMやKimiといったモデルですね。クローズドなモデルとオープンなモデルで、注目されるタイミングがどんどん入れ替わっていく。そんな感じがしています。
こういうオープンモデルを使いたい人にとって面白いのが、Devinのサブスクプランです。コーディングに特化したツールなんですが、サブスクだとオープンウェイトモデルが結構無制限に使えるっぽいんですよね。
バイブコーディングが盛り上がっていたときに、めちゃくちゃ注目されていたツールです。僕はまだ使ったことがないんですが、1ヶ月だけ課金して回しまくる、みたいな使い方はアリかもしれないなと思っています。
結局どれに課金するか問題
こうなってくると、本当にどのAIに課金すればいいのか、わかりづらくなってきますよね。
これはもう、実際に使ってみないとわからない部分が大きいです。ベンチマークの数字だけ見てもピンとこないことが多くて、自分のユースケースで動かしてみて、初めて、これは合うなとか、これは微妙だなが見えてくる。だから、いろんなモデルを触りながら、実際に作ってみながら判断していくしかないのかなと思っています。
僕のおすすめのやり方は、1ヶ月単位で課金先を切り替えてみることです。今月はこのモデル、来月は話題のあのモデル、という感じで回していくと、それぞれのクセや得意分野が肌感覚でわかってきます。ベンチマークの順位を眺めているより、よっぽど自分の判断軸が育つんですよね。
OpenAI、Anthropic、Google、そこに国産AIや中国のオープンモデルが加わって、業界はどんどん混戦になっていく。プレイヤーが増えるほど競争は激しくなって、結果的に僕らユーザーが得をする。料金は下がり、性能は上がり、選択肢は増える。正直、見ているこっちはめちゃくちゃ面白いです。
まとめ
今日のポイントを整理します。
Sakana AIが国産LLMのフグ、フグウルトラをリリースした
ベンチマークでは海外トップモデルに肩を並べる水準まで来ている
料金はOpusと同じくらいで、コスト面の優位性はまだ大きくない
AIは自己改善ループに入り、Fable 5の次世代もすでに育っている
結局はベンチマークではなく、自分のユースケースで試して選ぶしかない
国産AIがここまで来たというのは、それだけで大きなニュースだと思います。最強モデルの競争はまだ海外勢が中心ですが、日本の企業がこの土俵に上がってきたこと自体に、僕はちゃんと注目していきたいなと思っています。
引き続き、最新情報を追いかけてお届けしていきますね。実際に触ってみないとわからない部分も多いので、気になった方はぜひ自分でも試してみてください。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
また次回の放送でお会いしましょう。じゃあね!






