UbisoftのNFT参入の大反発から学ぶイノベーションのジレンマ
みなさん、こんにちは。
Fujin Metaverse Highschoolへようこそ!
先日Twitterでこういうツイートをしたんですが、
Ubisoftという会社が今回のこのようなキャンペーンを行ったんですが、それと同時にYouTubeでティザー映像を公開したところ、その動画の高評価数が1000なのに対して、低評価数が22000と脅威の低評価率になってしまったそうです。(低評価率はその時点で95%で今も変動中)
これを受けてUbisoftはその動画を限定公開にし、実質動画を非公開の状態にしました。
これがニュースになり、ある方がこういうツイートをしていました。
このツイートで引用されている記事では、今回のUbisoftが動画を非公開にしたことについて書かれているんですが、それに対してこのツイートでは、
UbisoftがNFTをゲームに取り入れることを諦めたということは、Web3.0ネイティブのゲーム(Web3.0に適応した振興のゲーム)が覇権を握ることになるだろう。
というふうに書かれているんですよね。
これはかなり興味深いツイートだと僕は思っています。
ということで今回のメルマガでは、このUbisoftの行動から垣間見える、イノベーションのジレンマをテーマに深掘りしていこうと思います。
【目次】
僕が注目しているゲーム
誰がUbisoftを批判しているのか
まだまだアーリーアダプター
イノベーションのジレンマ
最後に
■僕が注目しているメタバースプロジェクト
ということで本題に入る前に、僕が注目しているゲーム・メタバースプロジェクトのコーナーです!
今回ご紹介するのは、「Realy」というメタバースプロジェクトなんですが、数日前にIDO(Initial DEX Offering)という資金調達のようなものが行われました。
その数時間前には、Meta社がRealyのツイートに反応し、話題になりました。
簡単に訳すと、
Realyがメタバースでのファッションゲームを変えるぞ!
みたいな感じのツイートなんですが、これからわかるのは、Meta社もこのプロジェクトに期待をしているということですね。
☑︎どんなプロジェクト?
ということでこのRealyの概要を少し説明していきます。
RealyはSolanaチェーンで実装されている「Live-to-Earn」のメタバースプロジェクトです。
また、Unreal Engineという先日YouTubeでもご紹介した「Star Atlas」にも使われている制作プラットフォームで開発されているので、グラフィックも期待できるんじゃないかなと思います。
また、他のメタバースプロジェクトと大きく違う点としては、Realyはストリートファッションがテーマになっていることです。
先日大きく話題になったRTFKTもストリート系のデザインのアバターでしたよね。
僕的にはこれからストリートファッションのトレンドがメタバースに来るんじゃないかなとも考えています。
ということで、気になる方はぜひチェックしてみてください!
■誰がUbisoftを批判しているのか?
ということで本題に入っていこうと思うんですが、なぜUbisoftという大きなゲーム会社がNFTをゲームに導入することに批判が殺到しているのか、これについて僕の考えを書いていこうと思います。
ただ、事前に書いておきますが、これは僕の意見なので参考程度に見ていってください。
まずそもそも、Ubisoftはどういう企業なのか簡単に説明していきます。
Ubisoftは主に、アクションゲームやFPS(ファーストパーソンシューティング)ゲームなどで高い評価を得ているゲーム会社です。
代表的なゲームとしては、
レインボーシックスシージ
アサシンクリード
ウォッチドッグス
ディビジョン
などのようなゲームですね。
ここからわかるのは、Ubisoftの顧客は、いわゆるゲーマー層なんですよね。(今回はゲームを楽しんでいる人全般をゲーマーという呼び方にしています。)
つまり、今回UbisoftのNFT導入を批判しているのは大半がゲーマーだということです。
もちろん、賛成しているゲーマーもたくさんいます。
では、なぜ多くのゲーマーがNFTを批判しているんでしょうか?
それを理解するために、少し例の動画のコメント欄などを読んでみたんですが、明確な理由を書いている人がほとんどいなかったんですよね。
ここから考えられるのは、今回の批判は「得体の知れないものに怯える・排除する」という人間の本能的なところからきているんじゃないかということです。
NFTは環境に悪いとか、 NFTの所有権は法律で認められていないとかという声ももちろんありますが、かなり少数な気がします。
■まだまだアーリーアダプター
まだまだこの業界は出来たばかりなので、今参入してきている皆さんはかなりアーリーアダプターです。
一般の方にまで広まるには3〜5年ほどかかるんじゃないかなと今のところ僕は考えています。
この業界はスピードがものすごく早いので、もう少し早く広まるかもしれませんが、かなり新しい概念なので受け入れられるまでには時間がかかるんですよね。
大手のIP(任天堂やブリザードなどの大手のゲーム会社)がゲームにNFTを導入するのは、今はかなりハードルが高いです。
今回のUbisoftの件からもわかるように、大きなバッシングを受けながらもゲームにNFTを入れていくことは、大手のIPからしたらめちゃくちゃリスキーなことなんですね。
その理由は、既存のゲームのファン・ユーザー達がいるおかげでそのゲーム会社が利益を上げることができているわけなので、そのユーザーを失ってしまうと利益が大きく減少してしまうからです。
このことからわかるのは、冒頭でも書いたように、
UbisoftがNFTをゲームに取り入れることをを諦めたということは、Web3.0ネイティブのゲーム(Web3.0に適応した振興のゲーム)が覇権を握ることになるだろう。
こういうことなんです。
新興のゲーム会社・Web3.0ネイティブのゲーム会社にとっては、この状況はかなりチャンスだということです。
ここをわかっていながら、今頑張ってトップの座を取りにきているなと思うのが、「Gala Games」というゲーム会社ですね。
このGala Gamesについても今後メルマガで解説していこうと思います。
■イノベーションのジレンマ
ここで、イノベーションのジレンマについて少し解説していきます。
主に以下の順でイノベーションのジレンマは起きると言われています。
優良企業は、顧客のニーズに応えて従来製品の改良を進め、ニーズのないアイデアを切り捨てる。イノベーションには、従来製品の改良を進める「持続的イノベーション」と、従来製品の価値を破壊して全く新しい価値を生み出す「破壊的イノベーション」がある。優良企業は、持続的イノベーションのプロセスで自社の事業を成り立たせているため、破壊的イノベーションを軽視する。
優良企業の持続的イノベーションの成果は、ある段階で顧客のニーズを超えてしまう。そして、それ以降、顧客は、そうした成果以外の側面に目を向け始め、破壊的イノベーションの存在が無視できない力を持つようになる。
他社の破壊的イノベーションの価値が市場で広く認められる。その結果、優良企業の提供してきた従来製品の価値は毀損してしまい、優良企業は自社の地位を失ってしまう。
※引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9E
これは今のNFTゲーム業界の状況と少し違っていて、ここでいう優良企業(大手のIP)はNFTの価値は認めているが、ユーザーから認められていないという構造になっているんですね。
破壊的イノベーションであるNFTをユーザー側が軽視しているんです。
これは先ほども話したように仕方ないことでもあるので、これが悪いということではありません。
ただ、これだと企業としてはどうしようもない状態になってしまい、別の意味でのイノベーションのジレンマが起こっているなと僕は思っています。
このイノベーションのジレンマを解決する方法としてクリステンセンという方が提唱したのが、
破壊的技術を「正しい」顧客とともに育て上げること。この「正しい」顧客は必ずしも既存の顧客グループから見つける必要はない。
破壊的技術のインキュベーションは、小さな成功と少ない顧客獲得でも報いられる仕組みを持つ自律した組織の中で行うこと。
早く失敗し、正しい破壊的技術を見つけること。
破壊的イノベーションをミッションに持った組織に既存事業が有するリソースを全て使えるようにすること、その一方で当組織のプロセスや価値観は既存事業から切り離されるよう気をつけること。
こういったことなんですよね。
これをやってくる企業は生き残り、乗り遅れた企業は衰退していくと思います。
大手のIPのこれからの動きが楽しみですね。
■最後に
ということで今回は少し難しい話になってしまいましたが、Ubisoftの件で僕が思ったことをまとめてみました。
ゲーム業界としては、NFTをゲームに取り入れることは進化として妥当なことです。
今までゲームに課金するのは無駄な行為だとされてきましたが、この常識を覆す、つまりゲーム内のデジタルなアイテムが現実の物体と同じような特性を持つことになり、所有権が生まれるんですね。
なので、ゲーム業界全体は遅かれ早かれアイテムのNFT化に移行していくと思います。
これは完全に僕の意見なので、全てを信じる必要はないです。
この業界では「自分で調べて自分で考えて行動する」という自己責任の世界なので、僕がいっていることを全て信用するのではなく、いろいろな意見を聞いた上で、それぞれが自分の軸を持ってやっていくことがとても大切です。
NFA(Not Financial Advice *投資助言ではありません)
DYOR(Do Your Own Research *自分でしっかり調べて判断してください)
です!!
ということでまた次回のメルマガでお会いしましょう!
じゃあね!
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